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Tuesday, September 28, 2010

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

この著者、橘玲という人は、一体何者だろう。マネー・リテラシーを高めて資産防衛するとか、そういう本は世の中に多々あるし、彼の著書でももちろんそういう本もあるのだが、そういう技術的なものを超えて、国家とは何か、とか、ヒトとは何か、みたいな視座を持ちつつ展開されるのが非常におもしろい。
マネーの技術論ではなく、本質論から迫ってくる。しかもわかりやすい。

>伽藍を捨ててバザールに向かえ
>恐竜の尻尾の中に頭を探せ

メッセージは明快だ。しかし、実はこの2つを行うには、大きな課題がある。これはサラリーマンのままではできないのだ。従ってフリーエージェントになるか、マイクロ法人でともかく「自分で商売をやる」という事になるが、著書の「貧乏はお金持ち」でも触れられているが、そこに踏み出すヒトは少ない(紹介されている例では、皆無だった)。

実際の所、私の体験で考えても、ほとんどのヒトは「給料が良くて、やりがいがある仕事を会社から与えてもらう」事を心待ちにしており、しかも「自分は頑張っているんだからその資格がある」と心のどこかで思っているのだ。そして、「成果」を出した自分のがんばりに会社は応えるべきで、義務と責任がある、と考えている。「そう思いたい」のかも知れない。実際に独立して達成したい何かがあるわけでもないし、金持ちではないが毎月給料が出る生活を捨てる勇気もない。だから「サラリーマンのまま報われたい」「報われるべきだ」と。

サラリーマンの身分、というトラップから抜けないとバザールにも行けないし、恐竜の尻尾を探している時間もない、という事だ。

なお、この本には臨死体験のような事象が科学的に説明できる、と書いてある。(一応心理学を専攻し、脳の構造もさわりだけは習った身としては)まぁ、そうなんだろうな、と思いつつ、でも、実際に体験した者としては、それじゃ寂しいな、と思ってしまったりする。ま、そこは柔軟に行きますか。

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