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Wednesday, November 10, 2010

なぜみんな携帯電話に凝るんだろう?

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

を読んでから、「伽藍とバザール」「政治空間と貨幣空間」について考えていて、ふっと、なぜお金がない人の方が携帯電話に凝るのか、政治空間と貨幣空間の考え方を使って理解できた気がします。

私の身の回りの人を見てて疑問に思う事の一つに、「大した給料じゃないはずなのに、なんで高価な携帯電話を次々買い換えるんだろう?」というのがあります。どうでメインは電話とメールなので、例えばみんなでPHSにすれば大幅に安くできて家計も助かるはずです。なのに、なぜか最新機種にどんどん乗り換える。お金持ちの方がかえって古い機種を長いこと使ってる。(デジモノが好きで買っている人除く)

で、「なるほど」と思ったことが、「携帯電話は政治空間を作る(或いは維持する)道具だ」という事です。地方から上京して、故郷の知り合いが身近にいない私の人間関係は家族を除けば基本的に「貨幣空間」です。携帯電話はビジネスの道具に過ぎません。必要なスペックを満たしていればいい。

でも、政治空間に生きている人にとって、携帯は「ともだち」との「つながり」を維持する大切な道具なんです。だからお金を掛ける。本には「木更津キャッツアイ」の例が出ていました。時間と空間を共有しないと政治空間は維持できないんだと。しかし都会で働いている多くの人は、あんな風に「溜まる」ような生活は難しく、その代替として時間と空間を仮想的に共有する手段として携帯があるんだな、と。しかも、その象徴(記号)に、「最新型は自慢できる」というオマケ付き。「どうだー」と自慢できる。自慢が受け容れられるためには、「それ欲しい」という消費の価値観が共有できてないといけない。携帯は、みんな「最新が欲しい」デジモノで、常に携帯しているので(当たり前か)、その点でも見栄張りアイテムとして優れてるんだろうな。女性のブランドバッグと同じ。

私みたいに地方から上京し、つながりが切れてしまった人は別にして、元々関東圏に住んでいて、友人達の大半が簡単に集まれる環境にいれば、やはり「つながり」が大切なんだろうなぁ、と思います。

なんだか、納得できた気がします。

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