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Monday, January 17, 2011

大阪に言う

大阪を再生しようという動きが活発になっているようだ。それ自体は大阪出身者として喜ばしい。ただし、うまくいくために、いくつか超えなければならないハードルがある。

一つ目は、そして最後にして最大のハードルは、「開放形システム」にできるかどうか、だろう。自分たち大阪人が大阪人のために作るシステムなんかうまくいくわけがない。私が大阪ではなく東京で働く事を選んだのは、自らは「開放的」と自称しているが実はそれほど開放的ではない大阪の文化的な事情だ。商売において東京では出自を問われることはまずなく、出身大学も出身地もほとんど意味を持たない(キャリア官僚の世界は知らないが、純粋にビジネスでは問われることはない)。程度の差、と言えるのかも知れないが、東京では「地方出身かどうか」さえ問われない(地方出身者の方が圧倒的多数のため)環境で、人間関係や長年の信頼関係を飛び越えて商売することが可能。地方出身者であるハンデを感じることが少ない。これが東京の最大の魅力だ。

大阪でこれができるかどうか、だ。「伽藍とバザール」という言葉がある。成功したい人は、伽藍を出てバザールに向かえ、という主張もある(後で紹介する書籍参照)。その「バザール」になれるかどうか、が大阪の成否を分けるだろう。大阪は大阪人が思っているほど開放的な町ではない。東京は開放的だ。しかし個々の東京人が開放的なわけではないし、個々の大阪人が閉鎖的なわけでもない(むしろ開放的だろう)。東京という社会が開放的で、大阪という社会が(東京に比べると少し)閉鎖的なのだ。

実は東京も、国内で見ればバザールだが、国際的に見れば伽藍であり、そこが日本の国際化のネックになっていると言われているのは皮肉かもしれない。

いずれにしても、大阪が活性化することはうれしい。頑張って欲しい。
かつて織田信長は「楽市楽座」で全国から商人を集めたという。恐らく、既存の御用商人の利権を奪うことになった推測されるが、でも結局、活性化した。「開放的な環境で商売がデキルかどうか」が活性化のキモではないかと思う。

伽藍とバザールについては、私はこちらの書籍を参考にしている。

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