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Sunday, July 6, 2014

号泣の県議

野々村竜太郎、兵庫県議員の号泣会見が話題だ。いろいろ叩けばほこりが出るようだけれども、出張の件だけツッコんでおこう。

年に195回の日帰り出張・・・・は・・・・現実的に不可能である。

私は昨年、結構出張が多かった。ざっと履歴を見ると、昨年下期で25泊ほどしているので日数換算で50日。年換算で100日前後だろうか。「週の半分は出張に出ている」計算である訳で、相当にキツい。これでも体がガタガタになるのでは?と思った位なのに、その倍だ。しかも「日帰り」は宿泊以上にキツい。
議員は「人に会うため」としているようだが、同じところばかりそれだけ往復するなど、よほど特殊な任務でもない限り、あり得ない。まして、全国飛び回っているのならともかく、同じところばかりだ。普通は、体もキツいし、時間も無駄なので、定期的に通うとしても、普段は電話やメールなどを使い、できるだけ行かなくて済むようにする、ものだろう。

また、「領収書がない」というのも社会常識的にあり得ない。領収書がなくても、切符を持ち帰ることもできるし、「世の中みんなそうしている」。(もちろんなくしてしまう事は考えられるし、私も時々なくす・・ので完全でなくてもイイが、8割くらいはあるはずでしょう)

その上、年に100回も乗っている電車に「どこから乗っているかわからない」などあり得ないだろう。ほぼ「通勤」なのだから、行動として自動化されているはずで、目をつぶっても乗れるはずだ。出張族にとって「どうやったら楽に効率よく動けるか」は死活問題で、よくいくところは、駅の構造から施設、通路、トイレから無線LANが使えるコーヒー店まで頭に入っているはずだ。私でも、羽田、千歳、福岡、伊丹など利用の多い空港や、新大阪、梅田、京都、名古屋、福岡・博多、札幌など主要駅は構造から乗り換え経路まで頭に入っている。出張先でパソコンが壊れたりするようなケースや現金が足りなくなるケースも考えられるわけで、頻繁に行く町は、ホテル近辺のコンビニはもちろん、部品が手に入るパソコンショップ、銀行のATM、文具・書店、郵便局まで押さえている。そこまで利用がない町でも、「今後通うことになるかも?」と思えば、自然に頭に入れようとするものだ。だから、数度しか訪れたことのない町でも、大まかな交通経路はイメージできる。人間は、「知らないところ」は不安になるので、自動的に早く馴染もうと意識が働くからだ。そういう意味では「わからない」なんて事は有り得ない。

ま、これは個人的な感想だけど、9割の確率で「空出張」という奴で、みんなそう思っているだろうね。



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