最近、ネットの広告などで見かける「正社員を目指す」って言葉について。
正社員も準社員もアルバイトもパートも、ついでに派遣社員も、会社においては「従業員」、別の言葉で「労働者」であって、正社員とか準社員とかは「雇用形態」の違いに過ぎないよね・・・。「目指す」ようなもんだろうか。
ある職業でプロになりたいとか、一流になりたいとか、一人前になりたい、というのは理解できる。でも「正社員になりたい」って全然次元が違う話だよね。昔、よくテレビのインタビューで「大人になったら何になりたいですか?」と聞かれた子供が、「サラリーマン」「公務員」などと言って「嘆かわしい」という話になったのを思い出す。
それに「正社員になる」事がゴールであって良いのだろうか。 本来、自分自身のキャリアプランがあれば、正社員になってからが勝負のはず。社員になるのは、より大きな責任や裁量の元に仕事をする意志があるからであって、社員になるのは手段に過ぎないはず。通過点としてはアリだけれども、目指すようなものじゃない。
まあ、(広告を出している)厚労省の立場で言えば、一人でも多く社員になって、雇用を安定させてもらう事が目的になってしまっているとは思うけど・・・
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