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Saturday, October 8, 2016

NHKで放送された貧困番組に登場した人が叩かれている


ことの経緯。(リンク

一方で、反論。(リンク

な訳だが。

確かに「食うや食わずの貧困」ではないが、「十分なお金のない家」ではあるだろう。彼女が叩かれる理由はいくつかあるだろうが、「相対貧困」に対して「どう扱うか」というコンセンサスがないところに流された番組だからというのが大きいだろう。
また、彼女のお金の使い方にも問題がある。「支援を訴える」立場の人が、ファミレスで貧乏サラリーマンではとても手が出ないようなランチを頻繁に食べてみたり、値の張るエンタメ系のイベントに参加してみたり・・・これだと、「支援して欲しい」という訴えに理解は得られないだろう。「できるだけの事は自分でやっている」という姿勢と実績がないと。
もちろん、そのプチ贅沢を止めたからと言って進学ができるわけではないのだが、「姿勢」は問われるよね。例え「ちょっと小遣い」程度でもパチンコやギャンブルをしている人に支援しようと思わないのと同じ。「まず、それやめなよ」って言われるのは仕方ない。

また、「夢を諦める」というその夢が「アニメだ」というのはイタイ。イタすぎる。職業に差別はないと言うが、単なる趣味にしか見えず、「堅実に稼ぐ事を考えての進路」にはとても見えない(実際にはわからないのだが)。これも理解を得られない要因だろう。これが「看護師」だったり「理美容師」「調理師」だったら全く違う話になったと思う。

相対貧困は「食うや食わず」の状態ではない。贅沢はできなく、人並みには暮らせないが、とりあえず生活はできる。このゾーンの支援は難しいだろうと思う。元々稼ぐ力に乏しいからこその状態なので、単に支援しても自立に繋がらない。当人達の生活が楽になるだけで、稼ぎは増えないので依存してしまう。そこで「キャラクターのランチ」なんて見えてしまったら、「支援が、贅沢に化けている」ようにしか見えない。その少し上の層は慎ましく暮らしていて、プチ贅沢なんかしないのですから、「お金がないって言ってて、何やってんだよ!(怒」って話になってしまうのです。

と、つらつら考えたところで、疑問が。「どうしてみんな普通科の高校に行くのか?」ですね。商業科や工業科に進学すれば、高卒で働けるのに!。貧困対策として、もう少し脚光を浴びてもよいのではないか、と思います。どうも、一億層中流に持っていくような政策になってしまっていて、機能してない気がします。

例えば、従来の商業科や工業科に加えて、介護科や保育科などを設け、同時に免許(準介護士や準保育士など)を与えてすぐ働けるようにする、というのはアリではないかと思います。

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