特にいいのは、格安で一流講師の授業を聞くことが可能で、どの書店でもテキストが手に入るため、「XXX語やってみようかな?」と思ったときに取りかかるハードルが低い、というのがあります。テキストは英語の隣に並んでいて、イヤでも目に入り、手に取りやすく、NHKで英語を学んだ人たちの「プラスワン」になりやすい。
さて、私がひとつ不思議に思っているのは、なぜ、アジアの言葉のプログラムがないのか。日本にとって、すぐ隣の国である中国や韓国が重要だからプログラムがある、というのは納得できるんだけれど、「
3億近い人口を抱え、巨大な経済圏を構成する大国インドネシア。TPP加盟で日本との経済的な繋がり強化されると想定されるベトナム。日本企業の工場が多数あって産業面の重要なパートナーであるタイやマレーシア。日本に近くサービス産業などで連携が深いフィリピン。最近解放されて産業化時代を迎えようとしているミャンマーなど、人口規模が大きい上に経済的産業的に繋がりが深い国や地域がいくつもある。なぜ、語学プログラムがない?。放送時間の枠はあまり問題にならないだろう。他の「再放送」を削ればいい。だって、ネットで再視聴できる環境がちゃんと用意されているんだから。
個人的な希望の面もあるけれど、日本企業の商売的にもNHKの語学プログラムはもっと充実するべき(して欲しい)だと思う。莫大な予算が必要とも思えないし・・。