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Monday, April 30, 2018

NHKの語学講座にASEANの言語、追加しないのか

NHKの語学プログラム。その質の高さで定評があり、通訳や翻訳者、外資系企業で活躍する人の中にも「NHKラジオでXXX語を学んだ」という人はとても多く、語学ネタでは常に有力な推奨学習方法に挙がっています。私自身も英語、中国語のプログラムを利用させてもらっています。ニュースくらいしかテレビは見ない私ですが、それでも渋々ながら納得してNHK受信料を納めているのは「語学プログラムの授業料」と自分で自分を納得させているから。語学プログラムはそれだけ価値がある。
特にいいのは、格安で一流講師の授業を聞くことが可能で、どの書店でもテキストが手に入るため、「XXX語やってみようかな?」と思ったときに取りかかるハードルが低い、というのがあります。テキストは英語の隣に並んでいて、イヤでも目に入り、手に取りやすく、NHKで英語を学んだ人たちの「プラスワン」になりやすい。

さて、私がひとつ不思議に思っているのは、なぜ、アジアの言葉のプログラムがないのか。日本にとって、すぐ隣の国である中国や韓国が重要だからプログラムがある、というのは納得できるんだけれど、「アジア世界の成長センター」と言われ、沈滞ムードがある世界の中で今後も成長が見込めるアジア地域の言語がなぜないのか。

3億近い人口を抱え、巨大な経済圏を構成する大国インドネシア。TPP加盟で日本との経済的な繋がり強化されると想定されるベトナム。日本企業の工場が多数あって産業面の重要なパートナーであるタイやマレーシア。日本に近くサービス産業などで連携が深いフィリピン。最近解放されて産業化時代を迎えようとしているミャンマーなど、人口規模が大きい上に経済的産業的に繋がりが深い国や地域がいくつもある。なぜ、語学プログラムがない?。放送時間の枠はあまり問題にならないだろう。他の「再放送」を削ればいい。だって、ネットで再視聴できる環境がちゃんと用意されているんだから。

個人的な希望の面もあるけれど、日本企業の商売的にもNHKの語学プログラムはもっと充実するべき(して欲しい)だと思う。莫大な予算が必要とも思えないし・・。