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Monday, September 30, 2013

正規、非正規、正社員、派遣

朝日新聞のサイトに「変わらぬ現実、終わらぬ派遣村 リーマン・ショック5年」という記事が載った。

そういえば、「年越し派遣村」なんて話もあったな、と思い出す。今や働く人の40%が非正規労働者だ、と記事は書いている。

私の個人的な見解は、「正社員の既得権益保護」が強すぎるのが一因ではないかと思っている。何しろ、正社員として雇用されている者を解雇するのは非常に大変で神経質なものであり、会社は「雇用の調整弁」を必要としている。その際、現在では、仕事の中身や質ではなく、「正社員かどうか」が決定要因になる。


もちろんだけれど、正社員を解雇しやすくしたところで状況は大きくは変わらない。責任を負う立場で働いたことがない人を、会社が正社員で「積極的に」雇用するとは思えない。ただ、解雇の敷居が低くなれば、採用は多少イージーになると思われる。チャンスは増える。

契約は自由である。だから法律の制約なしで、終身雇用があってもよい。しかしながら、法の制約がない下ではその契約書は実質「終身」を実現するために非常に高いハードルを課すことになるだろう。そうしないと圧倒的に従業員に有利な契約だからだ。

いろいろ考えると、

  • 今の労働法はやっぱり労働者保護が強すぎ、社員の身分が既得権益化している
  • 労働市場自体は自由採用なのに、能力にかかわらず年功賃金カーブになっている会社が多く、社内でのミスマッチが拡大しているように思われる
  • とは言え、一定の配慮は必要だと思われ、セーフティ・ネットやパッケージ提供を義務づけること自体は合理性があると思われる。
  •  「上を目指さず、現場を一生懸命やる」というキャリア開発がないと、ろくに仕事しないのに解雇はできない不良社員が増殖するのでは
  • 企業は収益を上げるために従業員を雇用している訳なので、法律が変わったからといってバンバン解雇が行われる訳ではない。

つまるところ、程度問題なので落としどころがあればいいのでは、と思うのだが・・・・個人的な感覚として、「労働者」は保護され「過ぎ」ていて、一般の「その他」の人との乖離がありすぎる、と思っている。なので、労働者の権利をもう少し柔らかくする事と、セーフティネットをしっかり整備することだろう、と思うな。あくまでも個人的な見解だけど、

  • 「期間の定めのない従業員」であっても、事前通告または同期間の退職予告手当を持って特に理由なく解雇することが出来る。就業規則に定めた定年などの場合は該当しない。
  • 期間は、最短30日~90日とし、雇用期間に応じて設定する。
    e.g. 就労期間1年以内30日、1年以上2年未満は60日。2年を超えると90日。
  • なお、企業は引き継ぎの期間を持つことを求めることが出来るが、残期間の半分以下でなければならない(90日後の解雇を予告した場合、45日の勤務は求めることが出来るが、それ以降は出勤を義務づけることは出来ない)。
  • ただし業績悪化が理由の場合、30日以上。
  • 期間契約の場合は、本件は適用されず、理由なく中途退職させる場合は残期間全額となる。
  • 失業給付は、支給された退職手当の期間(賃金3ヶ月分なら3ヶ月)「以降」から支給される。金額は、最低賃金を在職時の所定労働時間でかけたもの。失業給付を受給している期間、及び受給終了後1年間は、企業の取締役になったり、個人事業主での登録はできない。一年以内に事業開始する場合、或いは取締役に就任する場合、失業給付を全額返還しなければならない。
  • 手当支給開始後6ヶ月経過しても仕事がない場合、「要介護認定の親がいる」「身体・精神障害がある」「病気である」などのケースを除き、強制的に就労するプログラムに参加する義務が生じる。つまり支給期間は6ヶ月である。病気や障害の認定は専門の産業医が行い、一般医療機関の診断書は用いない(提出があれば参考にはする)。
  • 一般就労する場合、就労期間=支給期間とし6ヶ月以上就労しなければ6ヶ月の給付は受給できない。
  • 就労プログラムは、店員や自転車修理、交通誘導、介護・介助、道路清掃、調理補助などの単純労働が多いが、適正や経験によって、プログラミングや事務、運転手などもある。就労プログラムで遅刻欠勤が多い場合や、就業態度に問題がある場合は、職業紹介を受けられない。ただ、仕事は空きがあれば希望が聞かれ、また、希望により変わることも考慮される。
  • 就労プログラムでは「食べられない」場合、安いアパートの紹介や引っ越しは生活保護で補助される。公営(民間委託)のドミトリーも置いて、最低限の文化的、衛生的な生活を可能とする。
  •  生活保護は、(障害のある人や病気の人などを除き)恒久的な支援は行わず、就労支援プログラムなどを通じて得た収入に「合わせた」生活をするまでの「つなぎ」とする。従って、支援の期間を1年とか2年に区切り、見通しが立たない場合は安い公営アパートやドミトリーへの移転を求められる。

Saturday, September 28, 2013

クレカ談義

クレカ悩み中。結局「全部入り」がないのであれば・・・何か基準にして選ぶしかないね。
 考えてみたところ、「何を重視するか」という項目は次の通りで・

  1. ポイントやマイル
    ポイントやマイルの還元率などを考える。またポイントの使いやすさも。エアライン系のカードは、マイルの他にポイントも貯まるが、それがどう貯まってどうマイルに移行できるか、という点が重要。エアライン系のカードは、その点で、マイルへの移行に手数料が要らない点でいいが、逆にエアラインが固定されてしまうのがいやだという考え方もある。
    マイルならダイナーズが評判がいい。ポイントが無期限で、かつ、いろんな航空会社のマイルへ交換できるので、実質「(ショッピング)マイルの有効期限が無制限」になる(平のカードはプログラムに入る必要があるが)。また、アメックスにも同様なカードが登場したが、対応しているエアラインが違うので、どちらを選ぶかは難しいところだ。また、エアライン提携カードだと、そのエアラインのマイルにしか変えられないので、まずはエアラインを選ぶことからになる。
    いすれにしても、ポイントやマイルは固めて貯めないと有効に使えないので、「メインカードはどれにする?」=「どのカードのポイントためる?」「どのエアラインのマイルためる?」という問題とも絡む。
  2. 年会費
    ここまで来ると年会費も数万円のモノが多い。一枚で全部済まないので、どう組み合わせて持つのがコスパがいいかかなり考える必要がある。アメックスのプラチナやダイナースのプレミアムは10万円超えで、一般的なゴールドの1万円と比べても10倍。でなくても、MUFGプラチナの2万円、CITI-VISAプラチナの3万7千円、三井住友VISAでも5万円、とそれなりの会費となる。提供されるサービスやプログラムを使いこなせれば、決してコスパは悪くないらしい。生活レベル的に、或いは仕事や行動範囲から、使いこなせるかどうかがキモだろう。
  3. 旅行傷害保険
    死亡保障だけではなく、病気やケガ、損害賠償などファクターは多い。また、キャッシュレスメディカル対応もあると助かる。死亡保障だけ見ると大きな数字が並んでいるが、ケガや病気の保障はかなり違うので留意する必要がある。理想はキャッシュレスメディカルサービスがついて、疾病、傷害治療と賠償保証が充実しているものがよい。ただ、不足していれば別途バラでも掛けられるので、ここだけみて高額な年会費は払わなくてもいいだろう。
  4.  決済機能
    VISAやMasterが世界的には決済性が良い。いくらステータスがあっても使えないのでは困る訳だ。JCBは国内では問題ないが、海外ではイマイチらしい。ダイナースやアメックスは使い得る店舗が制限される。また、特に欧州ではICチップが普及しており、チップの付いてないカードは不便らしい。ダイナースやアメックスには付いてないし、同じVISAでも三井住友はついてて、CITIには付いてない。
    また、海外での利用が多い場合の為替手数料がブランドによって違いがあるので、海外利用の多い人は手数料に留意する必要があろう。一番安いのがMasterで、次がVISAらしい。
  5. クレヒスと利用限度額
    クレジット・ヒストリーも重要で、結局利用限度額にもかかってくることになる。ある程度の金額を固めて決済して、長く使う必要があるため、メインに使うブランドのカードは、長く使う前提で信用を蓄積する必要がある。また新た作る場合、元々長く使っていたブランドなら高い利用限度額で設定されるので、有利だ。
  6. 空港ラウンジサービス
    ゴールドカードの空港ラウンジサービス(カードラウンジ)でも、「アメックスは同伴者1名まで無料、他は本人だけで同伴者は別料金」という違いがある。
    プラチナ級だと更に「プライオリティ・パス」の付帯の有無が大きな違いだろう。国際線エアラインのラウンジが使える優れものだ。これもプライオリティ・パスのプログラム種別や、「家族カードにも付けられるかどうか」という点で違いがある。三井住友VISAやMUFGプラチナは家族にも発行されると書いてあるが、CITI-VISAは本人だけだ。ダイナースはプライオリティパスではなく、自社でサービスを作っている(ダイナース・プレミアムはプライオリティ・パスも発行)。アメックス・ゴールドは年会費は他社プラチナに近いが、内容はゴールドなのでプライオリティ・パスは付かない(厳密には付くが、会員ランクが低く、利用無料ではない)。
  7. 提携の優遇と制約
    例えばANA-SFC-VISAのゴールドは、プロパーの三井住友VISAとは海外旅行保険の条件が違う。ANAダイナースやJALダイナースは、プロパーダイナースのグローバル・マイレージプログラムに参加できず、提携エアラインのマイルにしか移すことができない。だが、ANAやJALなどのマイルに変換するのは無料で出来る上にマイルのレートが良い。
    また、銀行系クレカの場合、母体銀行と同じ発行元だと年会費やATM手数料など優遇があるケースがある。
  8. その他
    他、例えば私は余り使わないだろうが、コンシェルジュサービスなどを重視する人も多い。コンサートチケットとか、人気レストランの予約などに使うみたいだ。ネットサーフィンすると、結構このコンシェルジュサービスを重視している人が多いように思われ、対応がよい、悪いといろいろ書いてあるな。

これらのファクターを組み合わせてカードを選ぶことになる・・・結局、

1)一枚で全部は無理
2)けど、決済を集中させることにメリットが出る

訳なので、じゃあどうするかというと、割り切るしかないわけで。「何のファクターを捨てるか」を決める事になるわね。

うーん・・・優先度を下げるとしたら、ポイント・マイルかなぁ。今は、それなりの頻度で出張するから、エアライン系のカードは使うけど、国内線ばっかで大したマイル貯まらないし。しかも、出張族もこの数年の話だろうし。エアライン系のプレミアム系カードは年会費が高く、元が取れる気がしない(海外出張がバンバンあれば取れると思うけど)。
プロパーゴールドのサービスは結構使わせてもらっててコスパがいい(特に空港のカードラウンジ)。その上で、プロパープラチナ級のサービス(目当てはプライオリティパスと海外旅行保険)なら使いそうだけど・・・後は年会費がとバランス見るかな・・・。
これをメインとして、エアライン系はランクの低いカードでいいや、と割り切れば無駄に年会費を上げることなく、コスパよくメリットを享受できるかな。


Friday, September 27, 2013

飛行機のフリクエント・フライヤー・プログラム(書き直し)

以前、同趣旨のエントリを書いたのだが、割とアクセスがある一方で、内容が冗長なので書き直してみる。

読者対象:ANAやJALの上級メンバー(半永久的お得意様資格)になる興味がある人。

何しろ、私自身もこの5月頃までは「そんなのは、国際線中心のビジネスマンの事で、私のような国内出張族レベルではそんなの無理」と思っていたので、興味がなかった。「今年行けるんじゃない?」という同僚の指摘で興味を持って調べた・・・。

結論としては、国内線ばかりの出張であっても、「毎週のようにどこか出張する」ような感じの人だと十分に可能性がある、ということだ。詳しくは後述するが、例えば、出張が東京-大阪往復便「のみ」であっても、月平均2往復していれば、「もうちょっとで手が届く」所まで行く。そう考えるとガンバリがいがあろうというモノだ。

晴れて上級会員になると、様々な特典が得られる。本エントリはそこは目的にはしてないので詳しくは書かないが、

1)搭乗マイルの割り増し
2)空港での、優先チェックインや優先搭乗、キャンセル待ちの優先、アップグレードの優先、フライトキャンセルの場合の代替フライトの優先
3) 空港ラウンジの利用(制限エリア内に設置しているので、使いやすく、また、クレジットカードのラウンジよりもハイグレード)。しかも、提携航空会社の場合もOK!
4)預ける荷物の枠が増える(普通の人が2つなら3つとか)

と、飛行機を利用する場合に様々な便宜を「あからさまに」図ってくれる、まさにVIPステータス。あこがれるのみ無理はない!

さて仕組みの説明をしよう。

 まとめると(2013現在):

ANAの場合
  • マイルプログラムは、ANAマイレージクラブで、これへの加入が前提
  • 欲しいステータスは、ANAスーパー・フライヤーズ
  • ためるのはプレミアム・ポイント
  • 基準達成の上位会員は上から、ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズ
    (ビジネスラウンジが使えるのはプラチナ以上で、ダイヤモンドとプラチナにはスターアライアンスのゴールド、ブロンズにはシルバーが付く)
  • プラチナ以上はクレジットカードを作れば「スーパーフライヤーズ」になれ、プラチナ相当のステータスを維持できる。=>目指すのはプラチナ
  • プラチナステータスを獲得したらSFCの申込書を取り寄せて、スーパーフライヤーズ会員の申込みをする。SFCはクレジットカードなので注意点としては「カード会社の審査がある」 こと。申込みには有効期限がある(プラチナステータスを持っている1年+アルファの期間だけ)ので確実に取得するには、予め普通のANAカードを取得(出来ればワイド以上)して、クレヒスを詰んでおく事。審査を通過してカードが来たら晴れてSFCメンバーになれる。
  • ここで作成するSFCはANAカードの一種ではあるが、通常のANAカードではない。カードフェースに"SUPER FLYERS/StarAlliance GOLD"の文字がプリントされる。年会費もANAカードとは異なり、一番安いカードでも年会費1万円を超える。
JALの場合
  • マイルプログラムは、JMB(JALマイレージバンク)で、これへの加入が前提
  • 欲しいステータスは、JALグローバル・クラブ(JGC)
  • ためるのはFLY ON(フライオン)ポイント
  • 基準達成の上位会員は上から、ダイヤモンド、サファイア、クリスタル
    (ビジネスラウンジが使えるのはサファイア以上で、ダイヤモンドにはワン・ワールドのエメラルド、サファイアとクリスタルにはワン・ワールドのサファイアが付く)
  • サファイア以上はクレジットカードを作れば「JALグローバルクラブ・メンバー」になれ、サファイア相当のステータスを維持できる。=>目指すのはサファイア
  •  ダイアモンドとサファイアの間に「JGCプレミア」ってのがあって、JALグローバル・クラブメンバー限定だが、JALとしてはサファイア、ワンワールドとしてはエメラルド、というダイアモンドとサファイアの中間的なステータスがある。ただし1年限定。
  • サファイアステータスを獲得したらJGCの申込書を取り寄せて、JALグローバル・クラブ会員の申込みをする。JALグローバル・クラブ・カードはクレジットカードなので注意点としては「カード会社の審査がある」 こと。申込みには有効期限がある(サファイアステータスを持っている1年+アルファの期間だけ)ので確実に取得するには、予め普通のJALカードを取得(出来ればCLUB-A以上)して、クレヒスを詰んでおく事。審査を通過してカードが来たら晴れてJALグローバル・クラブ・メンバーになれる。
  •  ここで作成するJGCカードはJALカードの一種ではあるが、通常のJALカードではない。カードフェースに"JAL Global Club"の文字がプリントされる専用デザイン。年会費もJALカードとは異なり、一番安いカードでも年会費1万円を超える。ここまではANAカード VS SFCと同じ構図だが、カード方針の違いか、ANAがプレミアムカードのラインアップが充実しているのに比べ、JALはゴールドくらいまででプレミアム級はAMEXしかない。今後変わっていくのだろうか?
こんな感じ(前エントリのほぼコピペ)。で、関連用語をまとめます。

 【用語:上の内容とかぶるが、整理してみる】

【ANA編】 
ANA・・All Nippon Airways。全日本空輸(全日空)の英語略名。
ANAマイレージ・クラブ(AMC)・・全日空のマイレージプログラム(リンク)
ダイヤモンド、プラチナ、ブロンズ・・ANAマイレージ・クラブのプレミアム・メンバー(お得意様)のランク。あこがれのエアライン・ラウンジを自由に使えるのはプラチナ以上。(リンク)
スーパーフライヤーズ・・ANAのカード・ホルダーに与えられる終身(?)のお得意様メンバーステータス。カードを保持する 限り、プラチナ相当(ラウンジが使える)のサービスをずっと受けられる。メンバーになるには、一度はプラチナに到達する必要がある。そして、プラチナの有 効期間中(取得~翌年の三月、と翌年の1年)にスーパーフライヤーズに加入申請する。スーパーフライヤーズカードを、SFCと略して記す人が多い。(リンク)
プレミアムポイント・・ANAマイレージ・クラブにおいて、マイルとは別に計算されるポイント。基本、搭乗しないと付かない ので、いわゆる陸(おか)マイラー(飛行機に乗らず、ショッピングなどでマイルを稼ぐ人) ではポイントが付かない。また、ポイントは1月から12月の1年計算で、翌年に持ち越せないので、「その1年」でポイントを稼ぐ必要がある。お得意様のラ ンクを得るには、このプレミアムポイントをためなければならない。30,000でブロンズ、50,000でプラチナ、100,000でダイヤモンドに到達 する。
スター・アライアンス(スタアラ)・・全日空の他、ユナイテッド航空やルフトハンザが加盟するグループ。スーパーフライヤーズになると、スターアライアンスのGOLDメンバーのステータスも得られる。日本人の渡航者が多いアジアで、シンガポール航空、タイ航空が加盟している関係か、東南アジアに強いと言われている。(リンク)
スーパーフライヤーズ・カード(SFC)・・スーパーフライヤーズのメンバーカードANAカードは年会費2100円の一般カードからあるが、スーパーフライヤーズは 一番安いカードでも年1万円越えとなる。


 【JAL編】
JAL・・Japan Air Lines。日本航空(日航)の英語略名。
JALマイレージ・バンク(JMB)・・日本航空のマイレージプログラム(リンク)
ダイヤモンド、サファイア、クリスタル・・JALマイレージ・バンクのランク。あこがれのエアライン・ラウンジを自由に使えるのはサファイア以上。(リンク)
JALグローバル・クラブ(JGC)・・JALのカード・ホルダーに与えられる終身(?)のお得意様メンバー・ステータス。 カードを保持する限り、サファイア相当(ラウンジが使える)のサービスをずっと受けられる。メンバーになるには、一度はサファイアに到達する必要がある。 そして、サファイアの有効期間中(取得~翌年の三月、と翌年の1年)にJGCに加入申請する。
FLYON(フライオン)ポイント・・JALマイレージ・バンクにおいて、マイルとは別に計算されるポイント。基本、搭乗し ないと付かないので、いわゆる陸(お か)マイラー(飛行機に乗らず、ショッピングなどでマイルを稼ぐ人) ではポイントが付かない。また、ポイントは1月から12月の1年計算で、翌年に持ち越せないので、「その1年」でポイントを稼ぐ必要がある。お得意様のラ ンクを得るには、このFLYONポイントをためなければならない。30,000でクリスタル、50,000でサファイア、100,000でダイヤモンドに 到達する。
ワン・ワールド・・・日本航空の他、アメリカン航空や英国航空などが加盟するグループ。JGCになると、ワン・ワールドのサファイア(上から2番目)のステータスが付く。ちなみに最上位はエメラルド。アジア系が香港ベースのキャセイ・パシフィック航空しかなく、アジアに弱いと言われていたが、最近マレーシア航空が加盟した。前出のスタアラに加えて、デルタ航空、エール・フランス、アリタリアなどが中心になっているスカイ・チームをあわせ、主要な航空会社のグループは世界で3つとなっている。このうち、日本にはスカイ・チームに加盟している航空会社がない(以前は、日本エアシステムが加盟していたが日本航空との合併によってなくなった)。(リンク
JGCカード ・・JGCのメンバーカード。JALカードは年会費2100円の一般カードからあるが、JGCカードは一番安いカードでも年1万円越えとなる。(リンク)
JALゴーマンズ・クラブ・・ JGC会員のうち、グランド・スタッフやキャビン・アテンダントに「俺はお得意様だ!」と特別待遇を要求したり、無理難題をふっかける人たちを揶揄する悪口。

【その他】
修行(しゅぎょう)・・スーパーフライヤーズやJGCのステータスを目指して飛行機に乗る事。目指すは、全日空のプラチナ、 もしくは、日本航空のサファイアである。狭義では、自費で乗ることを指す(比較的狭義で使われることが多い気がする)。修行は毎年1月~12月の1年単位なので、「今年は修行する」と決めたら、その 年は集中して飛行機を使う事になる。推測だが、目的地に行っても観光もせずに、即復路便で引き返してマイル(ポイント)を稼ぎに行く姿が苦行のような感じがするところから付けられた?
修行僧(しゅぎょうそう)・・修行している人。特にJALの場合、FLYONポイント以外に「搭乗回数」でサファイア資格に達する制度もある(2013年度現在)ので、短距離線を繰り返し搭乗して搭乗回数を稼ぐ修行僧もいる(この制度は以前はANAにもあって廃止された経緯があるので、JALも廃止の噂がある。あくまでも噂だが)。女性は「尼(あま)」というらしい。
解脱(げだつ)・・見事50,000ポイントを獲得し、プラチナまたはサファイアの資格に達する事。
陸マイラー(おかまいらー)・・飛行機に乗るのではなく、エアライン系のクレジットカードで、物品購入などの支払いでマイル(ショッピング・マイル)を貯める人。マイルは貯まるが、プレミアムポイントやFLYONポイントには影響しないので、エアラインのステータスは持てない。
ダブルホルダー(だぶるほるだー)・・ SFCとJGCの両方のステータスを持っている人。結構いるらしい。スカイチームも持つと理屈の上ではトリプルホルダーという事になるだろうが、その話は見かけない。
亀タグ(かめたぐ)・・ JGCのメンバーで、JGCに加入の時や、JALのライフタイム・マイル(生涯マイル)が25万マイルとか、50万マイルになると贈られる、バッグにつけるタグ。六角形で亀の甲羅様なので亀タグという。特に緑色のがあって、その緑色のものを指す場合もある。もちろん、ランクがある。ANAの場合は角タグ(かくたぐ)というらしい。ランクの高いタグは、JGCやSFCのメンバーの中でも選りすぐりの優良顧客である事を示している。上記の通りダブルホルダーが結構いるので、ANAラウンジで亀タグを見かけたり、JALラウンジで角タグを目撃することも珍しくないようだ。100万マイルになると「ミリオン・マイラー」と言って豪華なタグになるらしい。
SINタッチ(シンガポール修行)、宮古タッチ(宮古島修行)、宮崎タッチ(宮崎修行)・・修行の有名コース。SINタッチは、シンガポールに飛んですぐ帰ってくる。宮古タッチは、まず那覇に飛んで、那覇と宮古島の間を何往復もする修行。宮崎タッチは、福岡と宮崎の間を何往復もする修行。サラリーマンの週末の2日で1万ポイント程度を稼ぐことを目標に行われる。航空会社は路線毎に他社競合を意識した特別価格のチケットを用意しており、また、飛行マイルとポイントが比例するわけでもないので(例えば搭乗ポイント)、それらを巧く使ってポイントを稼ぐ。ざっと見ていると、SINタッチはANA、宮古タッチや宮崎タッチはJALが多いようだが、逆の人もいる。推測するに「搭乗回数稼ぎ」が宮古タッチや宮崎タッチ?
ステータスマッチ(すてーたすまっち)・・ある航空会社の上級会員が、ライバル会社の上級会員資格をオファーされる一種のキャンペーン。例えば、ワンワールドやスタアラの上級会員が、その資格を証明することで、スカイチームのエアライン(例えばデルタ航空)から上級会員資格を(飛行機に乗らなくても!)オファーを受けられる、というもの。ただし、時限措置で、決められた期間に一定のフライト実績を積まないと継続できない。他のエアラインの優良顧客を横取りするキャンペーンだな。日本だと余り聞かないが、競争の激しい米国のエアラインなどではあるようだ。

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スカイチームのステータスを得るには裏技がある

なんと、デルタ航空には修行しなくても上級会員になれるプログラムがあるという。デルタ航空を盟主に頂くスカイチームは、日本に参加航空会社を持たない。日本に優良顧客が欲しいデルタは、デルタ(スカイチーム)の上級会員資格である「ゴールド・メダリオン」を日本向けに特別サービスしている。
それは、「デルタ・スカイマイル・アメリカンエクスプレス・ゴールド」カードを作ればOKというもの。それだけでJGCやSFC相当のステータスが得られる。同じアメでも、ゴールドではない平カードではダメ。また、CITIやダイナースの提携カードもダメ(年に数回デルタの(スカイチームじゃなくて)ラウンジは使えるらしいが)。アメ金だけの特典。しかも会費は、プロパーのアメ金と同じ。

デルタは、ハワイ、グアム、サイパンなどの路線に就航しているので、「毎年ハワイ行くの~」なんて人にはメリットがあるよね。
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「で、どのくらい乗ればいいのさ」(ANAで書くけどJALも概ね同じ?)

ネットサーフィンすると、過激な修行僧が様々なテクニックを弄して、なるべく低コストで解脱への道を解説しているけれど、普通はそこまでやらないって・・・。で、私のような出張族で取る場合の目安について書いてみたい。自費修行僧の場合、見ていると60~70万?(50万切りの人もいる!)くらいな感じだけど、出張の場合は行き先選べないし、「特割」も使いにくいので、最安コースとは行かない。でも、「国内」中心でも「出張族」と呼ばれる人で、割と飛行機に乗る人なら十分可能性あると思う。出張で稼ぐ場合は、行き先が主要都市になるので、その辺加味して下を参考にしてみて。出張の多い人なら結構該当するのでは?不肖、私の場合も、本格的に出張で飛び回り始めたのは5月頃から・・・完全に国内出張で東京起点に札幌、大阪、福岡とほぼ毎週飛んでる。8月にはANAブロンズに到達、10月中にはANAプラチナ到達(解脱)の見込み。今まで新幹線で通っていた関西方面を飛行機中心に切り替えたことが大きいかな。

1) 東京-大阪区間
普通運賃、往復運賃、シャトル往復、ビジネスきっぷなど普通運賃と同じポイントが貯まるパターンで、片道あたり960ポイントになります。 往復で1920ポイント。これを解脱までのると、50,000ポイントまで27往復。一年は52週ですから、月2回往復(とちょっと)する、という計算になります。シャトル往復便で96万円弱。ビジネスきっぷで85万円弱です。

2) 東京-札幌区間
普通運賃や往復運賃、ビジネスきっぷなど普通運賃と同じポイントが貯まるパターンで、片道あたり1420ポイントになります。 往復で2840ポイント。これを解脱までのると、50,000ポイントまで18往復。一年は52週ですから、月1~2回往復する、という計算になります。往復運賃で111万円ちょっと。ビジネスきっぷで104万円ちょっと。

3) 東京-福岡区間
普通運賃や往復運賃、ビジネスきっぷなど普通運賃と同じポイントが貯まるパターンで、片道あたり1534ポイントになります。 往復で3068ポイント。これを解脱までのると、50,000ポイントまで17往復。一年は52週ですから、札幌同様月1~2回往復する、という計算になります。往復運賃で113万円ちょっと。ビジネスきっぷで104万円弱。

 結論としては、GW、夏休み、正月期間を除いて、月に2〜3回の航空機出張があれば、到達圏内って事ですね。例えば、月末の締め日周辺を除いて感覚的には「特に何もない限りは、だいたい毎週出張という感じ」という人ですね。そういう人なら、十分達成可能だと言うことです。逆に言えば、毎週飛行機乗るような人はエアラインにとって「いいお客さん」である事は間違いないですから・・・優遇する理由もありますね。
聞くところによると、単身赴任者は結構ステータスホルダーが多いらしい。理由付けて、毎週本社に帰る(実際には家に帰る)事が許容されている場合は、毎週乗れますからね。
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Q&Aコーナー
Q: これから修行するとして、JAL(JGC)とANA(SFC)、どちらを目指す方がいいですか?
A: 基本は「お好きにどうぞ」。主に乗る路線の航空会社で選ぶことになる。ただ、他の条件が同じなら、現時点では、「取得のしやすさ」でJAL推しだな。せっかく修行するなら取れないと意味がないから。だったら取りやすい方がいい、という事です。JALにはまだ搭乗回数カウントの制度があるため、距離を稼がなくても搭乗回数を稼いでつじつまを合わせることができる。秋になって年末が見えてきた頃に、ポイントが十分ではない場合、「自費修行」を敢行する訳だけど、到達手段がいろいろあった方がいい。その他、ポイント取得の条件が少し緩いという噂もあるけれど、詳細は未確認。キャンペーンの類いもJALの方が積極的に打っている印象はあるね。
オファーされる特典で選ぶ手もあるだろうけど、そんなの都合で変更されるし、一度なれば、特典が変更されてもされなくても、当分はそのまま維持するわけだから、まずは「とりあえずステータスをゲットする」でいいんじゃないかな。

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さて、めでたく、解脱となったら・・・次に悩むのはカードブランドだろうけれど、これはまた機会があれば稿を改めて書きたい。


Wednesday, September 18, 2013

iOS7

iOS7がリリースされた。早速アップデートかけてみた。iPadminiとiPhone4Sね。サーバが混んでいるのか1時間半ほどかかった。動作自体はとりあえず問題なさそう。

個人的には、iOS6よりこっちのデザインがいいかな・・・。カレンダーやメールは見やすくていいね。でも、 ちょっと重くなった気がしますが・・。

iOS7では見栄えがすっかり変わるので、私の4Sも何だかおニューの端末のようで、なんだか新品を買ったような満足感があります。5Sを買わなくてもいいか・・・という気までしてきますが・・・・(後でまた欲しくなるとは思うけど・・)

なお、iTunesも地味にアップデート。

Monday, September 16, 2013

Nexus7 2013

Nexus7 2013モデルを手に入れました(32GB/WiFi)。

えーっと・・・特に感慨はないかな・・・。以前、SONY TABLET PやらMotorola Xoomやら持ってたので、Android自体には慣れているつもり。

ま、早くて画面がキレイだな・・くらいは思いましたが。当たり前だけど動作もサクサク。

まずは、Avast!を入れてセキュリティを確保。後はGmailやらカレンダーやらEvernoteやらをセットして情報端末として使えるようにした。液晶保護フィルムを貼って・・(賛否両論ありますが、PCの液晶を不注意で傷つけてしまった前歴があるので・・)。

私はiPad miniも持っているので、それとの比較で考えてみるけど・・・Nexus7の方が使いやすいかな・・という気がする。Androidの長所である、ウィジェットでメールやらカレンダーを「アプリを開かなくても」見れる点は美点だと思う。

いずれにしても、いい端末だと思う。OSはAndroid4.3で、マルチユーザ機能があるそうだけど、それはまだ使ってない。家族に端末を開放する際には使えそうだ。

ちょっと思っているのは、LTEモデルがよかったかな・・・というくらいかな。


Saturday, September 14, 2013

クレジットカードの再構成・・・どうしよう

本エントリは別枠で整理するので削除します。

Thursday, September 12, 2013

iPhone5S

iPhone5SとiPhone5Cが発表されましたが・・・。え?、そんなけ?って感じでした。iPad/iPad miniの発表がなかったのは痛いですね。iWatchもですが。

Googleはタブレット市場にNexus7を投入していますが、昨年登場したiPad miniは性能面(特に画面の細かさ)で大きく水を開けられており、新製品が待たれています。タブレットの主戦場は10インチから7インチに移行しつつあるようですから、この市場で強力な武器を欠いたアップルには厳しいでしょう。それとも年末商戦に間に合うように投入されるのかしら。噂では、より大きなスクリーンを搭載したiPhoneも検討されているようで、主力はそちらだと認識しているのかもしれませんが。

au iPhone4Sオーナーとしては、今回の5Sは魅力的です。800MHz-LTEが使えるからです・・。4Sだとテザリングもできなかったしね。だから、文句は言いますが買います・・・5S。

Android機はアップデートが少なく、作りっぱなし感があるのであまり購買欲が起きません。それでも魅力的なのは、Nexusの様な「公式」マシン、Xperia Z系、HTC One系かなぁ。Galaxyはビジネス仕様って感じで、機能性能は文句ないんだけど、遊びというか個性に欠ける感じがして、ちょっといいや、って感じかな。いずれにしても、Android系は、「おもちゃ」って事でSIMフリー機にしておきたい気がする。

注)あ、念のため・・・iPhoneはデータ端末として使用しています。電話はガラケーです。

Wednesday, September 11, 2013

MacでFLVファイルを再生するPerian

 追記:残念ながら、Mavericksでは動かなくなったようです。詳しくは下の追記を参照。
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MacにはQuicktime Playerが入っているので、動画は見れる。ただ、mp4ならいいんだけど、FLVだと標準では動かない(ブラウザからではなく、".flv"ファイルね)。で、これを解決するには専用のプレイヤーを入れるなどの方法もあるだろうが、簡単に、QuicktimeにCODEC入れてQuicktime PlayerでFLVの動画を見れるようにする、ってのがPerianだ。
Perianは開発が終了していて、いつまでもは使えないだろうが、とりあえず・・・。

ところがインストールしたものの動かないって報告が多数。私も入れてみたが動かない・・・いろいろ調べて解決したので記録しておく。

【環境】
MacBook Air 2013モデル with Mountain Lion。(英語表示にしているので、メッセージやらメニューは元は英語・・・日本語は不正確です・・すいません)
Prian 1.2.3

【まずインストール】
Prianのサイトからモジュールをダウンロードしてダブルクリック・・・だけかな?

【動かしてみる】
ん?。FLVファイルをダブルクリックしても動作しない。まず、(原文英語)開発者が信頼できるかどうかわからん・・とか、もう一つは知らないファイル形式だ・・みたいなメッセージ。再インストールしてみたりしたが、だめ。

【糸口】
思いあまって、ファイルからアプリを選択して、Perianではなく、Quicktimeを選んで実行すると動くことがわかった。Perianで動かそうとすると、ダブルクリック時と同様なメッセージで動かず、Quicktimeだと動く。そして、一度Quicktimeで動かすと次回からはダブルクリックでも動いてくれる・・・が、一度動かしたFLVファイルはそれでいいが、他のはそれではだめだ。

【結論】
どうやらFLVファイルが自動的にPerianに直接関連づけられているのが問題なので、Quicktimeに関連づけてやればいい。Perianはプラグインとして動作するので、直接動かそうとしてもダメってことだな・・と想定。

【方法】
ひとつFLVファイルを選んで、Command+i で情報を出す。そこで、アプリケーションをQuicktimeで開くように設定し、さらに、そのオプションでChangeAll (同様なファイルはこれで開く)にチェックマークを入れる。すると、FLVファイルがQuicktimeに関連付いて問題解決。

【やってみた】
想定通りに解決した!!実行、未実行関わらず、.FLVファイルをダブルクリックまたは開くと、Quicktimeが起動して動画が見れるようになりました。

【追記: 2013/10/30】
Mavericksにして、「おや?」と思ったのは、FLVファイルの再生をしようとすると、挙動が変わっており、変換してるように見える。movファイルに変換した上で再生しているようだ。perianはどうなった?
と思って検索して、こちらに行き着いた。こちらによると、PerianはMavericks上ではもはや動作しないようだ。今日現在、解決策はなく、他のFLVプレイヤーを探す他ないらしい。








Tuesday, September 10, 2013

ANA解脱までもう少しで、停滞

全日空のスーパーフライヤーズ修行をしている。目指すはプラチナ基準の50,000ポイントだ。先月、ブロンズを達成し、40,000を超えたところで状況が変わってきた。

私の主要路線である羽田-伊丹の利用頻度が減ってしまったのだ。京都方面で頻繁に会議があるのだが、それが金曜の夕方になってしまい、飛行機が利用しづらくなったのだ。今までは夕方には会議が終わったので、それから伊丹に移動しても7時の便には余裕を持って(うまくすれば6時の便にもギリで)乗れたのだが、時間がずれて遅くなり、ちょっと会議が延びると最終便にも乗れない時間に変更されたのだ。

そのため、東京への復路が新幹線利用となり、飛行機は往路だけに・・・。会議のペースから言えば、それでも10月末~11月にはプラチナ達成、解脱となるのだが、もともと今月末の解脱を目論んでいたので、やきもきしてしまう。

もう少しなんだけどなぁ・・・・。札幌か福岡出張入らないかなぁ・・・。。