少し前に父親が亡くなった話を書いたが、残った母親は故郷に帰ることになった。生まれ育った東北に。結婚してずっと60年ほどを関西で過ごした母親が80にして故郷に帰る。ただし、故郷とは言っても厳密には「生まれ育った町」ではなく、そこからほど近い都会ではあるのだが。
今の家にも16年ほど前に移住してきた訳で、自分も何度も訪れてやっと「自分の実家みたいな」認識になってきたところなのだが、今度はそれもまた変わる。「実家がなくなる感覚」をまた味わう感じだ。
この間の週末に訪問したのが恐らく最後の訪問で、次回母に会うのは新居になる予定だ。ただ、東京に住んでいる立場で言えば転居先の方がずっと近いので少し訪問を増やしていこうかと思っている。車で往復するのも関西ほど大変ではない見込み。