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Wednesday, August 18, 2021

まだやってたんか

 首相、経済界にテレワーク徹底を要請 経団連十倉会長と会談

 スガ首相が経済界にテレワークを改めて要請したと。うん、まあ、今の状況じゃ仕方ないよね。でも、「テレワークに向いてない労働システム」に、「一切」手を付けることなく要請されても、「無理っす」としか言えないですかね。

一時的な措置ならわかる。でも、長期は無理よ。だって、日本の労働システムはテレワークに向かないんだもん。

 

Tuesday, August 10, 2021

中級の語学

 以前からやっている中国語学習。途中ブランクがあったりしたが、今、やっと、中級の学習に本格的に入った感じがする。というのも「キッツーイ」からだ。

 今、以前購入した中級テキストのディクテーション(聴いたものを書き取る)を中心にやっているのだが、ともかく新出の語彙が多く、それこそ1行に何度も知らない語彙や言い回しが出てくる。また、知っている語彙の場合でも、知らない組み合わせ((名詞)を(動詞)する、ようなケースでの英語でいうコロケーション)が多数、手を焼いている。漢字も単に簡体字というだけでなく、日本語には存在しないものや日本語では使わない用法がぐんと増えるので日本語の「想像力」で補えなくなってくる。

1レッスン”たった"1分半から2分程度の話を書き取り、「一度は」ちゃんと書き取れるまでやる、としてるのだが・・・エネルギーも時間も大変かかる。中国語の場合は漢字で書くので更に。

その前にやってたテキスト(これも中級向き。2冊やった)ではここまでキツいことはなかった。多分、中級といいつつ、初級のテキストに毛が生えたようなレベルだったので、「基礎の発展」くらいのものではなかったか・・。

ところで、なぜ「中級」になると急にキツくなるのか、考えてみたい。

まず入門級の場合、1番のハードルは「始めること」と「馴染むこと」そして「続けること」。見たことのない文字、アルファベットの言葉でも「ちんぷんかんぷん」なものはストレスフルだ。そのストレスに耐えて、継続的に学習を続ける、というのが最初の関門だ。で、初級の到達点は、「基本的な単語を覚える」「最も基本的な文法や語彙を理解する」 で、これができると、(頭で考えながらだが)「水が欲しい」「駅に行きたい」「これはいくらだ?」という最低限の発信ができ、相手がとても優しくゆっくりと言ってくれれば、「なんとなく、何を言っているかわかる」、という状況になる。

 次に初級に移る。初級では、文法や語彙を膨らませる。文法事項は基本的なものはだいたいカバーし、語彙も基本語(言語にもよるが2000とか3000)をカバーする。初級で学んだ内容が身についてれば旅行に出かけて、道を教えてくれた人や物を買ったときに店員さんと簡単な会話を楽しむことができるだろう。「これからどこにいくの?」「いつ日本に帰るの?」「友達が東京にいるんだ」などという会話ができる。ただ、初級では、頭の中ではインタプリタだ。見て、聴いて「日本語を介さず」にパッとわかる、という訳ではない。将棋で言えば「駒」と「コマの基本的な動かし方」がわかったレベルだ。そして、相手はこちらの語学力に配慮して「簡単な表現で、単純な文書で、優しい単語を使って」話してくれる必要がある。でないとわからない。

さて、中級に入ると、それでは済まない。目標点が「現地の人と支障なく旅行だけでなく仕事でも会話できる程度」になる。相手が幼児に話すよう「ゆっくり噛んで含んで」話さず、多少スピードや言い方に気をつける、難解過ぎる単語は使わない、という程度の手加減具合で話しても概ね理解でき、相手の小学生くらいの返しができる、というものだ。これだとインタプリタだと間に合わないし、そもそも「駒とその動かし方」を必死で覚えたところで追いつかない。ルールの多くは初級で習っているので、中級ででてくるのは「例外」「特殊な使い方」「ルールに書いてるわけじゃないが、慣例的な使い方」。単語だって「最低限のコミュニケーション」で必要なレベルじゃなく、相手が普段の生活で使っているもので使用頻度の高い物をカバーする必要があり、そのため5000から8000と一気に増えるが、それだけじゃない。文章に出てくる多くの単語は初級までに習った単語であり、新しく出てくるのは利用頻度の低い単語(つまり覚えるのが大変)。また、同じ意味だがニュアンスや使い道(文語口語の違い、丁寧な言葉と普通の言葉、ポジティブ、ネガティブのニュアンスの違い、その他細かい相違)の違う単語が多く出てくるので、単純に意味を覚えても使えない。そして「日本語と対で覚える」方法が通用しない。

 ということは、中級になると初級の勉強法の延長では通用しない、ということだ。初級レベルを完了しているのにそれ以上に語彙を増やしてルールをちゃんと学んでも、効果が低い、ということだ。つまり、ローギアでアクセル踏んでるだけなので、だんだん効率が落ちてくる。中級になったら、どこかのタイミングで「ギアアップ」する必要がある。

それはなんだろうか。多分、"目標レベル"(幅があるが、小学校中学年から中学レベル)の言語の教材で「量」をこなすことだ。たくさん読み、たくさん聞く(できれば話す、書く方も)。これはキツい。今まで100ピースのジグソーだったのが一気に400とか600のピースになるようなもので、その上各々のピースが難しいのだから。ピースをはめてもはめても、なかなか全体像が見えてこない。つまり中級の学習者はスランプに陥って、やってもやっても学習効果をなかなか感じられない、ということだ。せっかくギアアップしたのにスピードアップを感じにくいのは車とは違うところなのだが、着実に目標点には近づいているはずなのだが。

と、ここまで持論で書いてみた。いま、まさにキツい訳で、それを正当化して自分で納得させるために書いたわけだが・・・そう遠くない将来、この持論が正しいと証明される日がくることを期待している。

 なお、英語で見てて思うのだが、多くの人が初級の勉強法のまま中級に入り、しばらくして脱落し、初級から中級に移行しないまま学習を終えて(止めて)しまう。理由は二つあろうだろう。一つは、学習法をギアアップせずに初級の延長をひたすら頑張り、息が切れてしまうこと。もう一つは、学習法は「量の学習」に移行したのはいいものの、はやりその「量」がキツくて息切れしてしまったもの。どちらにしても止めてしまったのは同じなのだが、後者の場合は再開すれば克服できる。量を乗り越えさえすれば、いいからだ。まあ、先のことはわからないが、たとえ挫折するとしても一旦は学習法を切り替えてやってみるのがいいよね・・。

 

 

オリンピックは終わったが、これらからも続くコロナ

 オリンピックが終わった。まあ、コロナの制御はなんとかやり過ごせたようだ。もちろん、関係者の努力あってのことなんだが。運にも恵まれただろう。選手村内でのクラスターが起きなかったことも幸いだった(努力しても起きる時は起きるので・・)。

ただ、このタイミングで国内感染者が急増している。マスコミは政府の対応を叩きまくっているのだが、そんなに悪い対応か?。デルタ株が強いので防戦になっている事は確かだが、政府が進めてきたワクチン対応の「おかげ」で「高齢者の」感染率重症化率を低く抑えられてるのは確か。なのに、「不安」を理由に政府を叩くマスコミ。そりゃ不安だろうけど、政府「だけ」の問題か?。
その上、またマスコミで「PCR検査をすべきだ!」という意見が増えた。何のために?。日本では元々「発症者(感染した結果発症した可能性がある人)」への対処が方針で、識者の中には「PCR検査で医療資源を浪費しなかったおかげで医療崩壊しなかった」という意見もある。

政府の対応は、「既存の行政の仕組み」「既存の業界の利権構造」の枠の中で「のみ」対応しているようにも見える。だから効率が悪いし、対応も後手に回るし、あちこち配慮しているのかヌルい気もする。ただ、現在の政権与党は自民党で既存の仕組みを動かすのは経験も積んでいて上手い点は良い。これが野党なら慣れていない分、現場に無茶振りばかりしてもっと酷い有様になっていただろう。

ところで、「ラムダ株」というのもあるそうで、デルタ株も含め、既存のワクチンが効きにくいと。これでわかるのは、今後も新しい変異種は出現する可能性が高いし、だからこそ当面全面解除はあり得ない、ということ。つまり、「アフター・コロナ」は当面こない。「ウィズ、または、アンダー・コロナ」が長く続くという事だ。

ということは、だ。申し訳ないのだが、「かつての生活」を前提にした市場はなくなるか大幅に縮小するわけなのだから、その場を凌いで延命するための「補助金」を投入し続けるのは無理だ。飲食店の皆さんには申し訳ないのだが、「営業自粛」「酒類の提供禁止」は今後も続くし、リモートワークも定着していくから、都心の(ランチの)食堂なども需要が回復しない(少しはする)し、交通機関の利用者も回復は鈍いだろう。現在は一時的な措置だが、「長期前提」の措置に移行していかねばならないと思う。

鉄道は減便され値上げされる。外食も(酒類の儲けが大きく減るので)食事は値上げ、値上げに耐えられない所は業種転換(例えばデリバリーなど)を迫られる。ビジネスホテル需要も減るので、サテライトオフィスやセカンドオフィス、いっそ準医療施設(隔離生活用)などに転換しなければいけないかも。航空業界も飛行機を小型化しないといけないかも。買い物はするので実店舗はなくならないが、来店頻度は減るので、オムニチャネルへのシフトの必要はあるだろう。国の補助も「業態転換」とか「撤退や縮小」を支援するものに変わっていかないといけないのかもしれない。