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Sunday, November 21, 2010

就活が厳しいらしい

新聞などの報道によると、来年度大卒の就職が決まらず、内定率は史上最低らしい。一方で、別の報道では、日本企業が優秀な人材を求めて中国でリクルート活動を行って人を採用している。優秀な人材の宝庫で、予定数以上を採用しているらしい。

考えてみれば当たり前のことで、大学3年まで目的意識もなく、ロクに勉強してない、キツイ仕事はやりたくないという安定志向の日本の大学生など価値がないに決まっているじゃないか。ストレートに金儲けしたい、と欲望を持ち、そのためなら下積みでもキツイ仕事も厭わない中国人学生の方が魅力的に見えるに決まっているじゃないか。

読売新聞の大手小町のサイトなどを見ても、「労働者」vs「経営側」はいつも、サビ残や休日出勤を巡って大激論だ。労働者側の論理は労働法的には正しいが、労働法的に正しい「だけ」の労働者に職はない、という事だ。私は、日本の過度に労働者に甘すぎる労働法が、温室・無菌室として働き、逆に労働者が世界の他の国で通用しないヤワなビジネスマンになる事を助長した、と考えている。

労働法は、目先の雇用や労働条件などは守ってくれるが、「国際的に見て豊かな生活水準」を保証はしてくれない。豊かになる事さえ保証してくれない。豊かな生活を保障するのは自分のビジネス能力しかないのだが、多くの労働者は「まず会社に生活を守ってもらおう」とするのだ。そして、今、その思想で育った子供達が、海外の労働者との競争で苦戦しつつある。

ジョブカードだの雇用助成だのやってもあまり効かない。「欲しい人材」がいないんだから。

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